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米国カリフォルニアから日本に一時帰国中のソフトウェアエンジニアがIT・自転車・音楽・天体写真・語学などについて書く予定。

ESP-WROOM-02(Arduino)によるWiFiネットワーキング (2) ~ まずは普通のArduinoから

マイコンArduinoの世界に初めて触れる人は、ESP-WROOM-02の前にやはり普通の(authenticな)Arduinoを少し触っておいた方がいいと思う。詳細は後述するが、ESP-WROOM-02は使う前に次のようなお膳立てが必要であり、いきなりだとトラブったときに問題の切り分けが難しくなるかもしれない。

  • ちょっとした電源回路が要る
  • PCに接続してプログラムを書き込むのにちょっとしたパーツが要る
  • Arduino開発環境にちょっとしたプラグインやライブラリを入れる必要がある
  • 入出力信号が5Vではなく低めの3.3Vである

ノーマルなArduinoなら本体にUSBケーブルを直接挿すだけで起動し、素のArduino開発環境からすぐさまサンプルプログラムを流し込んで動かすことができる。解説サイトや解説本も豊富で、調査やトラブルシュートのための情報には事欠かない。まずはこれでLEDチカチカやセンサーで一通り遊んでみて、ハードウェア部分・ソフトウェア部分ともに基礎を理解しておくのがおススメである。

Arduinoにもいろいろ種類がある。定番はArduino Unoらしいが、基板の形状以外スペックがほぼ同じのNanoでもよい。いずれにせよ練習用としてはUnoかNano以外を選ぶ動機はないはずなので、好きな方・安い方を選ぶとよい。純正品は3000円前後するので練習用としては少々高いが、中国製の互換機なら数百円で手に入る。私が買ったのはこれ。うっかり焼いてしまっても諦めの付く750円である。

レビューで異口同音に言われている通り、ピンの取り付けがいいかげんでブレッドボードに挿すためにはペンチで曲げ直す必要があったが、問題なく動いている。同様の価格帯でUnoの互換品もあるが、品質は推して知るべしなので、練習用であれば個人的には部品点数の少ない(トラブルの可能性の低い)Nanoの方をおススメしておく。ArduinoArduinoとしてちゃんとしゃぶりつくしたいのであれば、それなりの品質(価格)のArduino Unoを買うのがいいと思う。

このようにArduino本体を手に入れたら、あとはブレッドボードとLED・スイッチ・センサー等のインタラクション用のパーツを適当に買って、入門サイトや入門本を見ながらArduinoの基礎を身に着けよう。基本的なプログラミングの仕方はもちろん、シリアルモニタを用いたデバッグのノリとか(printでPCにデバッグ情報を送れるのだ)、回路をショートさせて発熱させて冷や汗をかくといったトラブルも、早いうちに体験しておいた方がよい。

またサードパーティーにより提供されるライブラリもあって、それらがどんなノリなのかも知っておくとよい。例えば下の写真はArduino NanoでAdafruit NeoPixel StickというフルカラーLEDストリップ(秋月で600円で入手できる)を光らせているところである。単なるLEDチカチカより高度…と思いきや、ちゃんとこいつを制御するためのライブラリが公開されていて、「何番目のLEDをRGBそれぞれこの明るさに設定せよ」というコードを書くだけでよい。これらのライブラリは大抵GitHub上に置かれていて、仕組みを理解したいとかトラシューに必要な場合にはソースも普通に読める。今後説明する予定のESP-WROOM-02用のライブラリも同様である。

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