hogehoge, world.

米国カリフォルニアのソフトウェアエンジニアがIT・自転車・音楽・天体写真・語学などについて書く予定。

English

日本語のら行の音はなぜLではなくRに当てられるのか

「日本語のら行の音はなぜ英語では似ても似つかない r に当てられるのか、L の方がまだ近いんじゃないか」という疑問を持ったことのある人は少なくないと思うのだが、自分的に一番説得力のある答はこれ: 日本語の「ら行」子音は R か L か? 自分が学んだこ…

アメリカ英語の発音ノウハウ (6) ~ 元ネタ本のダウンロード販売

以前書いた記事 アメリカ英語の発音ノウハウ の元ネタ本である The Sound & Style of American English (by David Alan Stern)ですが、著者のサイトでダウンロード販売しているよと親切な方にコメントいただきました。 learnaccent.com 現時点で$29.95、自分…

アメリカ英語の発音ノウハウ (5) ~ 舌の筋肉の使い方・Quick American Glide編

前回に続き、同じく舌の使い方というテーマで Quick American Glide の話をします。これは前回の "r" に比べたら全然簡単なはずなので楽に臨んでください。 Quick American Glideとは、二重母音[ai][ɔi][ei][au][ou]を出す際の舌の動きです。これらの二重母…

アメリカ英語の発音ノウハウ (4) ~ 舌の筋肉の使い方・"r"編

前回は顎の周りをがしがし動かすという筋トレ話でしたが、今回は舌の奥の筋トレです。 舌のホームポジションを下げ、顔の後ろ側の筋肉を主に使うという時点で、必然的に舌の奥の筋肉が動くようになるのを既に感じている(舌の奥に疲労を覚える)方もいるかと思…

アメリカ英語の発音ノウハウ (3) ~ 顔の筋肉の使い方

前回の舌のホームポジションに続き、今回は顔の筋肉の使い方の話をします。ポイントは、唇の周りの筋肉を緩め、頬の後ろ側・顎の付け根のあたりの筋肉を使うことです。*1 最初にちょっと実験をしてみましょう。アナウンサーになる訓練のつもりで、「口をはっ…

アメリカ英語の発音ノウハウ (2) ~ 舌のホームポジション

イントロに続いては3つのノウハウのうち最重要項目、舌のホームポジションの話をします。 言葉をしゃべっているとき、無意識に舌はある所定の位置を基準に動き、しゃべるのを休んでいる間はその所定の位置に戻っていきます。タイプライターにおける手のホー…

アメリカ英語の発音ノウハウ (1.5) ~ 元ネタ発見?!

ノウハウ解説本体に入る前に割り込み。 前回「資料の出所はもうわからない」と言いましたが、知人(OpenNI本でお世話になった秀和システムの編集さん)が見つけてくださいました。さすがプロ! 1987年発行のこの本のようです: The Sound & Style of American E…

アメリカ英語の発音ノウハウ (1) ~ イントロ

アメリカ英語の発音についてシリーズ記事を書いてみようと思います。 おそらく10年以上前だったと思いますが、アメリカに住んで英語の勉強をしているとき、確か "THE SOUND AND STYLE OF AMERICAN EINGLISH: INTONATION & SYLLABLE STRESS" というタイトルの…