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米国カリフォルニアのソフトウェアエンジニアがIT・自転車・音楽・天体写真・語学などについて書く予定。

日本語のら行の音はなぜLではなくRに当てられるのか

「日本語のら行の音はなぜ英語では似ても似つかない r に当てられるのか、L の方がまだ近いんじゃないか」という疑問を持ったことのある人は少なくないと思うのだが、自分的に一番説得力のある答はこれ:

日本語の「ら行」子音は R か L か?

自分が学んだことのある言語の中では日本語・スペイン語・ロシア語・トルコ語などが r = 舌で歯茎を蹴る流派で、やはり英語の r は特異。

昔は Ryusuke さんとか Horiuchi さんとか発音しにくい場所に r の入った名前を英語の r で一生懸命発音しようとしてたけど、こういう見地に立ってからは敢えて弾き音で発音することも多くなった。カリフォルニアならスペイン語やアジア・インド圏の訛りで巷に溢れかえっている音だし、相手の母国語がもともと同じ流派であることもしょっちゅうなので、それでオリジナルに近い音で覚えてもらえることも多い。

ちなみにこの記事を書いたのが言語学者でも何でもなく物理学の先生というのがまたおもしろい。