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米国カリフォルニアのソフトウェアエンジニアがIT・自転車・音楽・天体写真・語学などについて書く予定。

日本語教育能力検定試験(2019年)のデータ分析

ちょっと前に受験体験記&解答解説を書いた日本語教育能力検定試験ですが、合格通知が届きました!自己採点で推定合格ラインは十分越えていたのですが、これで一安心です。

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ここで、JEES 日本語教育能力検定試験ホーム に受験者数や合格者数のデータが公開されているのでちょっと分析してみましょうか。

  • 受験者数めっちゃ増えてます。昨年比37.9%増の9,380人です。昨年の6,801人が過去最高にほぼ並ぶ人数だったので、歴史的にも飛びぬけて多いことになります。何があったんでしょうね?ちなみに年代別だと上の方が増え幅が大きくて、60歳以上はなんと58.7%増です。
  • 合格率は昨年と同水準の28.3%です。一昨年までは25%だったのが昨年28.4%に引き上げられ、それが維持された格好です。合格者数2,659人はもちろん過去最高です。
  • 平均点/標準偏差/合格率から合格点を推定してみると165点になります。記述式まで採点された上位60%の受験者5,647人に対して、下記のように正規分布に基づき推定した数値です。ここに示されている昨年の推定合格点と同じなので、難易度も昨年と同水準だったということですかね。

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    推定合格ライン
  • このデータによれば、マーク式自己採点187点はその時点で上位2%、仮に記述式が0点でも上位5%以内に位置する計算です。わざわざ日本に飛んで受けるのだから失敗したらダメージでかいと、戦略をしっかり立てて望んだ甲斐がありました。