Raspberry Pi Zero キタ!
イギリスの Pimoroni から買ったRaspberry Pi Zeroが届いた。Scroll pHAT (5x11の小さいLEDマトリックス)と一緒になったキットで£15+送料£8也。ポンド安・送料安・税金免除でイギリスからの買い物はかなりお得!
大きさはRaspberry Pi 3と比べるとこんな感じ。普段Arduino NanoやESP8266を見慣れてると一回りでかいなという感覚だけど、これがPC一式だと思えばもちろん大したものである。
セットアップ
まずは動作確認のため、RPi 3からSDカードを抜いてそのままRPi Zeroに挿し、キーボード・マウス・ディスプレイをつないで電源を入れてみる。電源は普通のスマフォ用充電器でOK。するとRPi 3とまったく同じようにデスクトップGUIが立ち上がってくれた。かなり遅くて快適には程遠いのだが、確かにれっきとしたRPiである。
さてここでRPi Zero用に何か作る or 動かしてみようと思ったところで、TCP/IPネットワークにつながないとなにもできないことに気付く。RPi Zero本体からapt-getできない、他のPCからリモート接続してファイルをコピーすることもできない、では環境構築が進められないのである。もちろんSDカード抜き差しという最終手段があるが、そんなことはやりたくない。ArduinoではPCからUSBケーブルで簡単にプログラムを流し込めたので盲点だった。
というわけで真っ先にWiFiドングルを追加購入。レビューを見てRPiでちゃんと動作しそうなものを選択。またUSBポートが1つしかないのでUSBハブも購入。
PLANEX 無線LAN子機 (USBアダプター型) 11n/g/b 150Mbps MacOS X10.10対応 GW-USNANO2A (FFP)
- 出版社/メーカー: プラネックス
- 発売日: 2013/09/06
- メディア: Personal Computers
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ネットワーク接続が用意できたら、microSDカードを1枚用意して素のRaspbianを入れて挿す。WiFi接続設定やらGUIを止めるやらの最低限の設定を行なったのち、キーボード・マウス・ディスプレイを外してあとはリモート接続で使うことにする。
CPU温度をScroll pHATに表示してみる
せっかくScroll pHATを一緒に買ったので、どれだけ発熱してるかがわかるように、CPU温度を表示するコードを書いてみた。
- Scroll pHATドライバやライブラリのインストール方法:
Library and examples for Scroll pHAT. 11x5 LEDs of goodness! -
CPU温度を表示するコード:
scroll-phat/cpu-temp.py at cpu-temp · tomoto/scroll-phat · GitHub - さらにこいつをdaemon化するラッパ:
scroll-phat/cpu-temp-daemon.sh at cpu-temp · tomoto/scroll-phat · GitHub
これを /etc/rc.local からstartすれば、起動と同時にバックグラウンドで実行されるようになる。
この映像からわかるように、RPi Zero本体は小さいのに、USB変換ケーブルとUSBハブがでかでかとぶらさがるのはかな~りぶち壊し感があるが、まぁ仕方がない。
実際の温度はヘッドレスで40℃前半~といったところ。HDMIを使うと40℃後半~に上がる。
電源の切り方は?
さてヘッドレスのRPi Zeroはどうやって電源を切るのが正しいのだろう?一応Linux Boxなので、別のPCからsshしてsudo haltするのがお行儀よい(そうしないとファイルシステムのチェックで次回の起動が遅くなったり最悪データが壊れるかもしれない)わけだが、サーバならともかく、防犯カメラのようにアプライアンス的に使おうとすると、電源を切るために別PCが必要なんてのは無理のある話である。アプリケーションに合わせて何か対策を考える必要がある。Arduinoはこのへん気楽でいいな。
謎の暗号?
Scroll pHATの裏には謎の日本語が…!
…と思ったらPimoroniの会社紹介に種明かしがありましたとさ。