hogehoge, world.

米国カリフォルニアのソフトウェアエンジニアがIT・自転車・音楽・天体写真・語学などについて書く予定。

2022-01-01から1年間の記事一覧

QHYCCDのカスタマーサポート

今年1月に買ったQHYCCDの冷却CMOSカメラ QHY268C のUSBポートが不安定になってしまったので、メーカーサポートを依頼した。保証期間は2年なので、無償修理が受けられる可能性がある。筆者がメーカーサポートに頼るのは珍しい(多くの場合時間の無駄なのでDIY…

とことんエナガ、シマエナガ (BIRDER編集部)

日本から取り寄せたこの本が思いのほか濃くてよかった。昔のウルトラ怪獣大図鑑を彷彿とさせるエナガ構造図、なぜエナガはもふもふなのか羽毛の構造からの考察、「役割を終えた67巣の羽毛を数えたところ460~2900枚の幅があった」といった地道な努力に根差す…

初めて買う天体望遠鏡のおすすめ

アメリカでこれから天体望遠鏡を買いたいという人に何をおすすめしたらよいか。"telescope for beginners" でググってよさそうな記事を探してみたところ、これが筆者の考えに近い。この記事の推しは8インチドブソニアンである。 astrobackyard.com

Kindleで読める(竹田青嗣・西研の)現象学の本

エトムント・フッサールの現象学とは、近代哲学の一分野で、人間が普段「世界とはこういうもの」とあたりまえに思っている確信がどう成立するのかを解明し、信念対立の克服や共通認識の確立を目指す学問あるいは方法論である。筆者が以前書いたこんな記事(「…

へっぽこ天体写真の鏡筒(その2)

前回の続きでへっぽこの使う鏡筒を紹介するよ。 Borg 36ED 口径36mm・焦点距離200mの超小型望遠鏡である。x1.1専用フラットナーと合わせた時の解像度は素晴らしく、視野が広いのにもかかわらずいかにも望遠鏡らしい像が撮れる。構造がめちゃくちゃ簡単で軽く…

へっぽこ天体写真の鏡筒(その1)

前回紹介しきれなかったものを含めて、へっぽこが天体写真撮影に使っている鏡筒を紹介しよう。 Orion ED80 (口径80mm・焦点距離600mm・屈折) Orion SkyView Pro 8 OTA (口径8インチ・焦点距離1000mm・ニュートン式反射) Borg 36ED (口径36mm・焦点距離200mm…

へっぽこ天体写真のススメ

筆者はへっぽこ天体写真を撮る。ここで「へっぽこ」というのは、ずぼら、あるいはインドア的な性癖ゆえ、天体写真が通常目指すところからズレた(と見做されそうな)方向に向かって努力する姿勢や価値観を指す。例えば下記のような価値観に共感できるなら、あ…

トンガの火山噴火による気圧変化(続き)

前回に続いて気圧変化を観察していると、また急激な変化がちょいちょい現れている。また噴火したのかと思ったら、どうやら地球が丸いかららしい。 前回示したのは最短距離で最初に到達した波(1)だが、その次に地球の反対側を回ってやってくる波(2)があったよ…

トンガの火山噴火による気圧変化

トンガで大きな火山噴火があったが、うちの気圧ログにもその影響が記録されていた。横軸はUTC時刻、縦軸の単位はhPaである。 下記ツイートによると、噴火時刻が15日4時(UTC)、衝撃波の速度が1100km/hとのこと。現場からカリフォルニアまで約8500kmなので、8…

「激怒した開発者によるcolors.js/faker.jsの意図的な破壊」に関する所感

こんな↓ニュースを目にして何が起こっているのかをざっとさらってみたのだが、うーむ、同情の余地はあれど、これに thumbs up や無邪気な擁護が付くのはちょっと理解できない。 gigazine.net 別にMarak氏やその擁護者を叩きたいわけでもなく(私が何か言うま…